[2022年09月30日]

頂きのアンテナ鈍色山粧ふ

榊原風伯

山粧(よそお)ふが秋の季語。秋の山、秋嶺、秋山なども同意の季語です。
遠くまで空気の澄んでいる秋は、山の襞までも鮮やかに見えて美しく感じます。山が化粧をしたように見えるところから、この季語が生まれました。
毎日、眺めている裏の武山は、標高が200メートル、幕末の開国のころには多くの人が登って、黒船を見たとの記録が残っています。その武山の頂上にはアンテナがあって、日を浴びて鈍色(にびいろ)に見えます。設置されてから幾星霜を経たものと思われます。
秋の山の美しさの中で、鈍い色を放つアンテナの無機質さを対比させて見ました。
・プーチンは、爬虫類の眼を持った男。ウクライナの南部、東部の4州を「独立国家」として一方的に承認する大統領令に署名、ますます混乱の事態に突入しています。「国家」とは一体何なのでしょうね。ところで、これからエンジェルスの大谷選手がアスレチックス相手に15勝目を目指して登板します。

投稿者 m-staff : 2022年09月30日 09:53

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