[2022年10月26日]

梅擬熟れてわづかに葉を存し

清崎敏郎(1922~99)

梅擬(うめもどき)が秋の季語。梅嫌(うめもどき)落霜紅(うめもどき)なども同意の季語です。
モチノキ科の落葉低木。山野に自生しますが、実が美しいので庭木に植えられています。初夏に淡紫色の小さくて地味な花が咲いた後に実を結び、10月ごろから、球形の実が紅色に熟して美しくなります。この実は、葉が落ちるころになると鮮やかになり、翌年の3月ごろまで楽しめますね。名前は、枝ぶりや葉が梅に似ているところからつけられました。
この句では、梅擬が熟してわずかに葉が残っていると素直に写生しています。
作者きよさき・としおの紹介は、2006年3月16日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花 下巻」、創元社、2004年刊)
・今朝の横須賀は快晴。富士山は、5合目辺りまで雪が降って神々しく見えます。日本シリーズの第3戦は、ヤクルトがオリックスに7対1で勝利、これで対戦成績はヤクルトの2勝1引き分けとなりました。このまま行くとあと2勝でヤクルトが優勝してしまいます。オリックスの奮起を期待したい。

投稿者 m-staff : 2022年10月26日 09:22

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