[2022年11月08日]
初冬や訪はんとおもふ人来り
与謝蕪村(1716~83)
初冬(はつふゆ)が冬の季語。冬初め、初冬、冬浅しなども同意の季語です。
冬を三期に分けて、初冬、仲冬、晩冬に分けた初めの冬をいいます。陰暦十月の異称でもありますね。気象的には関東を中心に考えると11月下旬から12月初旬に当たります。俳句を作る上では「冬に入る」
「冬来る」などと同様に使われています。
この句では、初冬に当たって、用事があって先方に訪問しようとしているところに、当人が来てしまった、と詠っています。ちょっとした時間のずれが「初冬」という季語によってうまく表現されています。
作者よさ・ぶそんの紹介は、2005年2月19日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・今晩は、皆既月食。月全体が地球の影に覆われます。今回の皆既月食は、月が地球の影に覆われた「皆既食」中に月の後ろに天王星が入り込む天王星食も同時に見られ、日本では442年ぶりとのこと。織田信長の時代、信長もこの天体ショーを見たことでしょうね。
投稿者 m-staff : 2022年11月08日 09:38
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