[2022年11月10日]
冬の日のいま松に落ち畦に落つ
水原秋櫻子(1892~1981)
冬の日が冬の季語。冬日、冬日向、冬日影なども同意の季語です。
冬の日は、冬の太陽のこと。その光を冬日影という場合もありますが、多くは日輪そのものをいいます。光も鈍くて弱いので、所によっては「冬日愛すべし」という言葉もありますね。また、冬の一日も「冬の日」といいますから、句を作るときは、天文か時候かをはっきりさせなければなりません。冬の日は、立冬後は夜が早く、日差しも弱く感じます。
この句では、冬の太陽が松の木に落ち、畦に落ちてゆくと詠っています。細やかな風趣に満ちた句です。
作者みずはら・しゅうおうしの紹介は、2005年1月17日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・来年3月の第5回WBCに臨む日本代表強化試合が札幌ドームで行われています。相手はオーストラリア代表。昨日は今永、戸郷など投手陣の活躍と村上、岡本などの野手陣の頑張りで8対1の勝利。今日は、佐々木投手が先発します。楽しみですね。
投稿者 m-staff : 2022年11月10日 09:28
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