[2022年11月18日]

冬構父の代より来る庭師

阿部みどり女(1886~1980)

冬構(ふゆがまえ)が冬の季語。冬囲いも同意の季語です。
秋の収穫が終わると、雪国や山間地帯では冬の雪や風などに備えて準備をします。建物の周囲に太い竹や丸太を組んで板などを打ち付け雪囲いを作ったり、笹竹を差して風除けを作ったりします。このような工夫は都会ではなかなか見られないものですね。北海道に住んでいた時は、北向きの窓を外からビニールで覆ったりしました。
この句の作者は札幌市に生まれ、父は永山武四郎、北海道長官でした。
雪が降る前に父の代からの庭師が来て、せっせと作業をしている、と詠っています。
作者あべ・みどりじょの紹介は、2005年6月2日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・「文藝春秋」11月特別号では、総力特集「習近平の仮面を剥ぐ」が掲載されています。おどろおどろしいタイトルですが、内容はそれなりに良くまとまっています。中国は、共産党の党員が1億人近くいる国ですから、何よりも党の意向が最優先されます。その共産党のトップにいるのが習近平総書記、異例の3期目に入りました。この特集では彼の過去、現在、未来への展望を俯瞰して魅力ある読み物になっています。
ところで、大谷選手は2年連続のアメリカン・リーグのMVPはなりませんでした。受賞したのはジャッジ選手でした。

投稿者 m-staff : 2022年11月18日 09:48

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