[2022年11月19日]
水にまだあをぞらのこるしぐれかな
久保田万太郎(1889~1963)
しぐれ(時雨)が冬の季語。時雨るる、朝時雨、夕時雨、小夜時雨、村時雨、北時雨、横時雨、片時雨、時雨雲、時雨傘なども同意の季語です。
初冬に、晴れていたかと思うとさっと降り、たちまち上がってしまう雨があります。これを時雨といい、「時雨るる」とも使います。朝時雨、夕時雨は降る時刻を表し、村時雨はひとしきり降る時雨、片時雨は一方で晴れているのに一方では降る時雨、横時雨は横殴りの時雨のことを言います。
この句では、池の水にまだ青空が残っているところへさっと時雨が来た情景をつかまえて句にしています。
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:「久保田万太郎全句集」、中央公論社、1971年刊)
・またまた北朝鮮の金正恩が「火遊び」。いい加減にしてほしいですね。新型の大陸間弾道ミサイル=ICBMの発射実験。これはアメリカなどへの対決のためとはいえ、もしものことがあれば取り返しのつかいことになります。だれも止められないのが不思議ですね。
投稿者 m-staff : 2022年11月19日 09:34
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