[2022年11月29日]
山茶花が美しかりし都府楼跡
星野立子(1903~84)
山茶花が冬の季語。姫椿、茶梅(さざんか)も同意の季語です。
ツバキ科の常緑小高木。原種は白いひなびた花で、九州や四国に自生しています。椿に似ていますが、よく見ると葉がやや細く鋸歯があって、枝に褐色の毛が見えます。11月から12月にかけて五弁花を開き、椿よりも繊細で清楚な趣が好まれています。また、椿のように落花せずに、花弁が散ります。
この句の「都府楼跡(とふろうし)」は、九州の筑前にあった大宰府の庁舎の別名。そこに咲いていた山茶花のあまりの美しさにふと言葉が飛び出しましたね。
作者ほしの・たつこの紹介は、2005年2月9日を参照。
(出典:角川書店編「合本 俳句歳時記第三版」、角川書店、2003年刊)
・ワールドサッカーの第1次リーグから前評判通り、フランス。ブラジル、ポルトガルが抜け出し、決勝トーナメントに進出しました。やっぱり強いね。ヨーロッパ勢と南アメリカ勢との優勝争いになることでしょう。日本は2日のスペイン戦にすべてを出し切って戦ってほしいと願います。
投稿者 m-staff : 2022年11月29日 09:45
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