[2022年12月11日]

下りてくるとき綿虫の重くなる

後藤比奈夫(1917~2020)

綿虫が冬の季語。雪蛍、雪婆(ゆきばんば)、大綿、雪虫なども同意の季語です。
アブラムシ科の昆虫。体長は2ミリほど。体に白い綿状の分泌物を持っていて、初冬の風のない日にふわふわと飛んでいます。栗、櫟、楢、樫、林檎などに寄生します。大綿は2.5ミリくらいで林檎の木に寄生する害虫です。北国では、雪虫、雪蛍などと呼ばれています。北海道に住んでいたころには、この虫が飛び始めると初雪が近くなり、冬になります。
この句では、よく綿虫の生態を観察しています。確かにふわふわ飛んでいて、下に降りるときには、重くなっているように感じますね。
作者ごとう・ひなおの紹介は、2005年3月23日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・ワールドサッカーの準々決勝、オランダとアルゼンチンの試合では、両チームにイエローカードが18枚出されました。レフェリーはスペイン人。ここまで荒れると主審の試合運びに問題があったのかもしれません。それにしてもベスト8からサッカーは格闘技に変身しますね。準決勝は、14日にアルゼンチン対クロアチア、15日にフランス対モロッコが行われます。

投稿者 m-staff : 2022年12月11日 09:45

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