[2022年12月19日]
鶴啼くやわが身のこゑと思ふまで
鍵和田秞子(1932~2020)
鶴啼くが冬の季語。丹頂、真鶴、鍋鶴なども同意の季語です。
ツル科の鳥の総称。昔から、長寿の動物とされ、瑞鳥(ずいちょう)といわれました。鶴は大形の鳥でシベリア方面から初冬に渡来して、日本で越冬し、春になると再び北方へ帰ります。丹頂鶴は、頭の頂が赤く、羽毛は純白で優美ですね。北海道の釧路湿原に棲んでいます。この鳥だけが留鳥で、雪が降ると阿寒湖などに冬鳥として群れをなしています。
この句では、鶴の啼いている様子を見れば、まるで作者自身の我が身のように聞こえてしまう、と詠っています。
作者かぎわだ・ゆうこの紹介は、2005年5月28日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記第二版」、雄山閣、2003年刊)
・11月21日に開幕したワールドカップカタール2022は、前回優勝のフランスを倒し、アルゼンチンの優勝で閉幕しました。前後半を2対2で延長に突入、それでも決まらずPK戦になり、最後は4対2でアルゼンチンがフランスを制しました。アルゼンチンは36年ぶり3度目の優勝、メッシは5度目の挑戦でMVPを獲得。フランスのエムパべはハットトリックで得点王になりました。とにかく見たことのない凄い試合でした。
投稿者 m-staff : 2022年12月19日 10:04
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