[2023年01月09日]
松過ぎの家居の雨となりにけり
安住 敦(1907~88)
松過ぎが新年の季語。松明、注連明も同意の季語です。
松の内、すなわち門松を立てて置く期間の過ぎたことを言います。東京近辺では1月7日過ぎ、京阪地方では1月15日過ぎのしばらくの期間をいいます。生活全般が日常の生活に戻りますが、門松や注連飾りのある華やかな風景がなくなって、にわかに淋しい気分になりますね。
この句では、外へ出かけることの多い松の内のあわただしさから逃れて、家にいて雨の音を聞いているのもいいものだと詠っています。
今日は、成人の日。以前は1月15日でしたが、2000年から1月の第2月曜日となりました。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・新型コロナウイルスの感染が急拡大。国内の死者が急増の背景は、感染者そのものが急増し、第7波のピークを超える過去最大の感染になっていて、死者の数も過去最多になっています。高齢者の感染が多いことも死者数の増加の背景になっています。インフルエンザとの同時流行に医療現場はひっ迫しています。出来るだけ外出を控えることにしましょう。
投稿者 m-staff : 2023年01月09日 10:07
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