[2023年01月11日]
生涯の句なり君とりてよ初句会
山口青邨(1892~1988)
初句会が新年の季語。初運座、初披講、句会始、運座始、初懐紙なども同意の季語です。
新年になっての初めての句会を初句会といいます。句会は毎月行われますが、1月の定例句会も初句会と呼んでいます。昔は初運座といいました。初披講は、その初句会で選句を読み上げること。初懐紙は新年はじめて使う懐紙のことです。
この句では、新年初めての句会で、今年こそはと思いを新たに、決意を持って集まっている句友に、生涯に一つと思う句を投句したので是非とも採ってほしい、と冗談半分で念じている作者の気持ちが現れていますね。
今日は、鏡開き。お餅は切らずに割ります。
作者やまぐち・せいそんの紹介は、2005年3月13日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・10日、山口県沖の瀬戸内海でスクリューが故障して自力航行ができなくなった海上自衛隊の護衛艦「いなづま」の事故は、どうやら水深7メートルほどの浅瀬があり、通常の航路を外れて浅瀬の岩などに接触したようです。お正月気分が抜けきらないような事故、言語道断です。原因を究明して2度と起こらないように願います。
投稿者 m-staff : 2023年01月11日 09:53
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