[2023年01月12日]

手にめでて嬬恋村の福寿草

加藤三七子(1925~2005)

福寿草が新年の季語。元日草も同意の季語です。
正月を目当てに盆栽として促成栽培されています。キンポウゲ科の多年草。陰暦の新春に花が開くところから福寿草、元日草などの名前があって、凍った土を押し上げて咲きます。もともとは日本に野生する宿根草で、根茎から短い茎を立てて、菊に似た可憐でふくよかな花が開きます。朝に開花して夕方にしぼむ花で、丈も短いので鉢植えに喜ばれますね。
この句の「嬬恋村(つまごいむら)」は、群馬県北西端に位置し、浅間山、白根山などの火山の斜面に広がり、高冷地野菜の栽培が盛んなところです。広々とした光景の中で、福寿草の可憐な花を愛でている姿が浮かんできますね。
作者かとう・みなこの紹介は、2005年4月12日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・中国は、当局がこれまで毎日発表してきた感染者数や死者数の情報について、1月8日を最後にデータが更新されない状態が続いています。中国が新型コロナウイルスの感染に対して「闇の大陸」に
なることは、世界の不幸につながることでしょう。さらに旧正月の「春節」に合わせた大型連休が1月21日から始まります。さらなる感染拡大や新たな変異ウイルスの出現が心配です。

投稿者 m-staff : 2023年01月12日 10:00

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