[2023年01月13日]
みちのくの夕日あまねき冬木かな
五所平之助(1902~81)
冬木が冬の季語。冬木立、裸木、冬木宿、寒木立、寒木なども同意の季語です。
冬季に見る木全般を指し、特に木の大小は問いません。また、落葉樹も常緑樹も問いません。たとえ、どのような木でも、冬の寒気の中にあっては、ほかの季節とは異なり凛とした姿を示しています。冬木の文字を見るだけで、木の向こうの冬空や冷風までも実感できますね。
この句では、陸奥にあって、夕日が差しているところはなべて冬木に見える、と詠っています。
作者ごしょ・へいのすけの紹介は、2005年11月25日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・太平洋岸は、雨や雪が降らずに乾燥注意報が出続けています。そこへ新型コロナウイルスやインフルエンザが猛威をふるっていて、医療体制が崩壊しそうです。くれぐれもご自愛ください。
投稿者 m-staff : 2023年01月13日 09:56
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