[2023年01月24日]
硝子負ひ寒波の天を映しゆく
田川飛旅子(1914~99)
寒波が冬の季語。寒波来る、冬一番も同意の季語です。
寒くなりましたね。冬季になると、日本付近を低気圧が通って東の海上へ抜けると、シベリアの寒気の塊がやってきて、急激に気温が低下し、一日で5度から10度も下がることがあります。これが周期的に波のように襲来するのを寒波といいます。この冬初めての寒波を「冬一番」と呼ぶことがあります。
この句では、寒波の空を映すガラスを背負って人が行く、と詠っています。「硝子を負う」とは珍しい言葉ですが、どのような状態か考えられさせますね。
作者たがわ・ひりょしの紹介は、2006年4月24日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)お
・23日、大谷翔平選手が所属している大リーグのエンジェルスは、球団の売却を取りやめると発表しました。去年8月に球団の売却に向けた手続きを進めていましたが、球団を売却せずに引き続きモレノ氏がオーナーを務めるそうです。これによって大谷選手の他球団への移籍は無くなるでしょうね。
投稿者 m-staff : 2023年01月24日 09:58
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