[2023年02月01日]

夕焼けてなほそだつなる氷柱かな

中村汀女(1900~89)

氷柱(つらら)が冬の季語。垂氷(たるひ)、立氷(たちひ)なども同意の季語です。
小さいころ、北海道では氷柱が遊び道具でしたね。氷柱にはいろんな思い出があります。上から落ちるときに、その下に居ないことが大事です。危ないことが何度もありました。
氷柱は、気温が下がって軒の雫が凍って棒のように垂れ下がります。北国では屋根や庇の雪が解けて、軒庇から地上に届くほどの大きな氷柱ができます。山中の枝や岩石、あるいは谷、崖などでも見かけます。垂氷は古語。風の強い場所では面白い形の氷柱ができますね。
この句では、氷柱が夕焼けの中に、まだ大きくなっている、と詠っています。
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・今月値上げされる食品や飲料は5000品目を超えていることが判明しています。これは去年10月に次ぐ多さです。出来るだけ無駄な買い物をせずにじっと我慢するしか方法はありません。当面は値上げの動きが続くと思います。デフレ状態が長かったのでインフレはこたえますね。

投稿者 m-staff : 2023年02月01日 09:31

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