[2023年02月05日]

初午や朱のなつかしき鯨尺

鷹羽狩行

初午が春の季語。午祭、初午詣、福参、一の午、二の午、三の午なども同意の季語です。
2月の最初の午の日を初午といいます。京都の伏見稲荷大社の神が降りた日がこの日であったといい、全国の稲荷神社で祭礼が行われます。初午には幟を立てて、太鼓を打ち鳴らし、油揚げ、米粉などを供えます。稲荷は稲生(いなり)の意味で、農業の神、田の神であるといわれ、田の神が狐を使者にするといわれています。
この句の「鯨尺」というのは物差しの一つ、もっぱら呉服店で布を計るのに用いられ、その1尺は曲尺(かねじゃく)の1尺2寸5分(約37.9センチ)に当たります。もとは鯨ひげで作ったのでこの名前があります。目盛りの所が赤い鯨尺を思い出しました。
作者たかは・しゅぎょうの紹介は、2005年2月1日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・今カーリングが面白いですね。「氷上のチェス」と呼ぶように、石の置き方一つで形勢が逆転するという面白さがあります。今日は男子、女子の決勝戦があり、女子では応援しているロコ・ソラーレがSC軽井沢クラブと対戦します。勝利を祈っています。

投稿者 m-staff : 2023年02月05日 09:28

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