[2023年02月07日]

椿咲き日輪海の上渡る

岸 風三楼(1910~82)

椿咲きが春の季語。椿、白椿、紅椿、薮椿、山椿、八重椿、落椿、乙女椿、玉椿なども同意の季語です。
近くの横須賀市西公園の平戸椿は、1年中咲いているような印象を受けます。
ツバキ科の常緑高木。山茶(つばき)と書くのが正しいといわれています。北海道を除く日本各地に自生した植物で古代から日本人に親しまれていますね。木偏に春と書くように、日本春の代表的な花。葉は革質で、花は赤色五弁で中心におしべが柱状に集まっています。冬から春にかけて花を落としながら咲き続け、落花はすべて上を向いています。
この句では、椿が咲いている中を太陽が海の上を渡ったっている、と詠っています。ただそれだけで春の日の愛おしさを感じますね。
作者きし・ふうさんろうの紹介は、2005年8月2日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花―春」、TBSブリタニカ、2000年刊)
・トルコで大地震、シリアも被害を受けています。他人ごとではありませんね。専門家によると「トルコの東部はアラビアプレートとアナトリアプレートがぶつかり合い大きな断層があって地震の多発地帯。煉瓦を積み重ねただけの建物が多く、被害は想像以上に膨らむようです。国連を中心の援助が必要です。

投稿者 m-staff : 2023年02月07日 10:22

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