[2023年02月09日]
柔道着二人で絞り草萌ゆる
大串 章
草萌ゆるが春の季語。下萌、萌、草青む、畦青む、土手青むなども同意の季語です。
暖かくなると黒土の地面から草が萌え出てきます。また生え出した草芽そのものも見られますね。「下萌」は、冬の間地中にあったことが前提になっています。寒暖の対比や冬から春への移り変わりを強く感じられる季語です。黒土の温かさや香りまでも感じられます。
この句では、若者が柔道をしていて、汗にまみれた柔道着を二人がかりで絞っている様子が浮かんできます。これはまた、季語の草萌ゆるがぴったりの効果を上げています。
作者おおぐし・あきらの紹介は、2006年10月3日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・フィリピンを根城とする特殊詐欺グループの指示役の4人が移送されて日本に帰ってきました。これから60億円に上るという特殊詐欺の解明になります。どこまで警察庁、警視庁、検察が内容をつかんでいるか、このほかにまだ上部に関係者がいるように思いますが、さてどうでしょうね。
投稿者 m-staff : 2023年02月09日 10:27
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