[2023年03月18日]
人ごみに蝶の生る々彼岸かな
永田耕衣(1900~98)
彼岸が春の季語。お彼岸、入り彼岸、彼岸前、彼岸過なども同意の季語です。
今日から彼岸入り。彼岸は秋にもありますが、単に彼岸といえば春を指します。寒さから解放されて、外出も容易となる春の彼岸は、人々の生活に喜びをもたらします。春分を中日とする7日間が彼岸で、先祖の法要、墓参りなどを行い、昔から「暑さ寒さも彼岸まで」といわれています。
この句では、彼岸ともなれば、時に人ごみの中から蝶が生まれることもある、と詠っています。
作者ながた・こういの紹介は、2005年4月12日を参照。
(出典:飯田龍太編「集成・昭和の俳句」、小学館、1995年刊)
・今日からセンバツ高校野球が開幕します。開会式は雨のため午前10時半からとなっています。海の向こうではWBC準々決勝、プエルトリコとメキシコが戦っていて、勝った相手と日本は21日に準決勝を行います。
投稿者 m-staff : 2023年03月18日 09:32
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