[2023年03月19日]

花辛夷信濃は風の強き国

青柳志解樹

花辛夷(はなこぶし)が春の季語。辛夷、木筆、こぶしはじかみ、田打桜なども同意の季語です。
近くのコミュニティセンターの裏庭の辛夷が元気に咲き始めました。
モクレン科の落葉高木。低山の林や庭にも植えられていて、高さは大きいもので20メートルほどにもなるものがあります。3月ごろ葉が伸びる前、枝先に大きな白色花をつけます。花弁は6枚、3片の萼も花弁のように見えますね。こぶしの呼び名は、蕾の形が赤ん坊の拳に似ているところから来ています。里山にこの花が咲くころ、農事作業が忙しくなります。
この句では、辛夷の咲くころ、信濃は風がよく吹く、と詠っています。
作者は長野県南佐久の生まれです。
作者あおやぎ・しげきの紹介は、2005年10月12日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花―春」、TBSブリタニカ、2000年刊)
・センバツ高校野球、面白いですね。WBCの野球と比べて、スピード、パワーは違いますが、一球一球にかけるひたむきさが心を打ちます。WBCの日本の対戦相手はメキシコ、難敵です。総力を尽くして勝たねばなりませんね。

投稿者 m-staff : 2023年03月19日 09:41

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