[2023年03月20日]
明るさの彼岸桜やひと恃まず
山口草堂(1898~1985)
彼岸桜が春の季語。小彼岸、江戸彼岸、姥彼岸なども同意の季語です。
春の彼岸の頃に咲くのでこの名前がありますね。桜のなかでも最も開花の時期が早く、高さは5メートルほどで、花は一重咲きの淡紅色。葉の出る前に咲いて、ひときわ美しく見えます。大方は観賞用に栽培されており、本州の中部から西に多く見られます。名高い信州の高遠桜は彼岸桜で、江戸彼岸は上野公園にあるのが知られています。
この句では、ややはかなげな彼岸桜の明るさは、人にも恃(たの)まずに健気の咲いている、と詠っています。
作者やまぐち・そうどうの紹介は、2005年6月7日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・今日は、WBCの準決勝、アメリカとキューバ戦がマイアミで行われています。明日は同じく準決勝で日本はメキシコと戦います。ところで、将棋の藤井聡太五冠は将棋の八大タイトルのうち、棋王戦を制して、史上最年少で六冠となり、羽生善治九段の記録を破りました。
20歳でこの快挙、凄いというしかありません。後は自らの体を鍛えてプレッシャーに負けないことですね。
投稿者 m-staff : 2023年03月20日 09:03
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