[2023年03月26日]

一昨日はあの山越えつ花盛り

向井去来(1651~1704)

花盛りが春の季語。花、花の陰、花の雲、花明り、花の宿、花の寺なども同意の季語です。
花といえば、桜の花をいい、俳句でも花といえば桜の花を指します。日本の花の美しさのシンボルとして、その言霊(ことだま)を宿すかのように、いつのころからか桜の花が、花の中の花を表すようになりました。また、花のつく季語も多く、花盛りといえば爛漫の風情を、花の雲といえば桜花を遠望した情緒をいいます。
この句では、一昨日(おとつい)に、あの山を越えてみれば、そこは花盛りであった、と詠っています。まるでWBCの先の日本チームのようですね。大リーグ=アメリカに勝って、日本は満開の桜に浸っています。
作者むかい・きょらいの紹介は、2005年8月11日を参照。
(出典:角川春樹編「合本 現代俳句歳時記」、角川春樹事務所、2004年刊)
・満開の桜もこのところの雨で冷たそうです。センバツ高校野球は、23日に続いて今日26日も27日に順延となりました。カーリング女子世界選手権で日本のロコ・ソラーレはカナダとのプレーオフに負け敗退しました。この大会での敗退をよく反省して、次につなげてほしいと思います。敗因はいろいろあるように思いました。

投稿者 m-staff : 2023年03月26日 10:41

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