2019年11月15日

ネクタイは鳩の空色七五三

後藤夜半(1895~1976)

七五三が冬の季語。七五三の祝、千歳飴、髪置なども同意の季語です。
我が家の孫たちは、七五三を遥か昔に済ませました。七五三は、3歳と5歳の男児、3歳と7歳の女児のお祝い。当日は着飾った子が千歳飴を持って、親に連れられて神社にお参りをします。親戚や知人のもとを回ったりもします。また、地方によっては派手にお祝いの席を設けたりするところもあります。この行事の始まりは江戸の中期以降とされ、今日では一般社会に広く浸透しています。子ども成長を願い、喜ぶ親の心はいつの時代でも変わりません。しかし、近頃世の中には、幼児虐待をする親もいて、悲しいことですね。
この句では、若い父親が空色のネクタイを締めて、子どもより緊張している様子がうかがえます。
作者ごとう・やはんの紹介は、2005年9月6日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・北海道では、明日にかけて猛吹雪のおそれ、強い冬型の気圧配置の影響で日本海側を中心に非常に強い風が吹き、猛吹雪になっているところがあります。強風で雪も降り、本格的な冬の到来です。経験したことのある「地吹雪」は、下から雪が風で巻き上げてくるとても恐ろしい現象です。この時期は辛抱するしかありませんね。

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2019年11月14日

金屏風何んとすばやくたたむこと  

飯島晴子(1921~2000)

金屏風が冬の季語。屏風、金屏、銀屏風、絵屏風、衝立なども同意の季語です。
冬季、室内に立てて風を防ぐ調度の一種。表面に絹、紙などを貼り、書画をもって装飾した絵屏風、表一面を金、銀でつぶした金屏風、銀屏風は儀式用、舞台用です。枕元に立てる腰屏風を枕屏風と言います。屏風は中国に始まり、わが国に渡来しました。2曲、4曲、6曲のものがあります。
この句では、金屏風をたたむ動きに狙いをつけて表現しています。
今日は、大嘗祭(だいじょうさい)。天皇が即位後、初めて行う新嘗祭(にいなめさい)。その年の新穀を献じて自ら天照大神および天神地祇を祀る、一代一度の大祭。
作者いいじま・はるこの紹介は、2007年7月9日を参照。
(出典:小澤 實「名句の所以」(毎日新聞出版、2018年刊)
・「プレミア12」で日本はメキシコチームに3対1で快勝。今永投手と坂本勇人選手の活躍が見事でした。坂本選手は左足の挙げ方を少なくし、打つことができるようになりました。ようやく本領を発揮しました。16日に韓国と対戦します。

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2019年11月13日

日当りの土いきいきと龍の玉

山田みづえ(1926~2013)

龍の玉が冬の季語。龍の髭の実、蛇の髭の実、はずみ玉も同意の季語です。
実は葉に隠れていることが多く、なかなか見つけられません。ユリ科の常緑多年草。樹木の下などの日陰に群生しています。さらに、垣根や庭の下草として植えられています。葉は、細長く多数が群がって伸びるので、いかにも蛇や龍の髭を思わせます。10月から11月にかけて濃紺色の球形の実を結び、実はかたくて弾力があるのではずみ、子どもの遊び道具になりました。
ここでは、日蔭を好む龍の玉が、日当たりの良い場所に、いきいきと存在している喜びを句にしていますね。
作者やまだ・みづえの紹介は、2005年2月12日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・野球の「プレミア12」で日本チームはアメリカチームに4対3で後味の悪い負け方をしました。今日はメキシコと対戦します。負けは負け、早く気持ちを切り替えましょう。優勝候補の韓国は台湾に完封負けしています。

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2019年11月12日

帰り花顔冷ゆるまでおもひごと

岸田稚魚(1918~88)

帰り花が冬の季語。返り花、忘れ花、狂ひ花、狂ひ咲きなども同意の季語です。
11月の小春日和に、花の季節が終ってしまった桜、桃、梨、山吹、つつじなどの木に季節外れの花が咲くことがありますね。これを帰り咲、狂い咲、二度咲と呼びます。また、忘れ花、狂い花とも言っています。この現象は、日照りや台風などで木が傷めつけられた年に多いとされていますね。
この句の作者は、冷たい風の中、戸外で何か思い事をしていて、ふと帰り花に気が付いて、ずいぶんと顔が冷たくなったな、と感じています。
作者きしだ・ちぎょの紹介は、2005年7月1日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・野球の「プレミア12」で日本チームは、オーストラリアチームに3対2で逆転勝ち。鈴木のホームラン、周東の足、源田のバントで何とか勝ち切りました。山口投手を除いて投手陣は安定。今日は東京ドームでアメリカチームと対戦します。機動力で勝負と行きたいものです。

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2019年11月11日

山茶花の日和に翳のあるごとく

西島麦南(1895~1981)

山茶花が冬の季語。茶梅(さざんか)、姫椿なども同意の季語です。
この花は、「山茶花日和」と言われるように、小春日和が似合っています。ツバキ科の常緑小高木。原種は白くひなびた花で九州や四国に自生しています。観賞用に庭に植えられているものは園芸種でその種類も多く見られます。椿に似ていますが、葉は細く、ギザギザの歯があり、枝には褐色の毛が生えています。11月から12月にかけて五弁花を開き、椿よりも清楚な印象がありますね。また、椿のように落花せずに、花弁が散ります。
この句では、日和の中で、飾り気のない山茶花が何かしら翳(かげ)を持っているように見えている、と詠っています。
作者にしじま・ばくなんの紹介は、2005年6月26日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・即位パレードに、11万9千人の国民と2万6千人の警察官が参加、天気が良くてよかったですね。今日から野球の「プレミア12」の2次リーグ開始。日本はオーストラリアと対戦。稲葉監督の手腕に期待します。

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