2017年09月24日

ままごとの中の虚と実赤のまま   

後藤比奈夫

赤のままが秋の季語。赤のまんま、犬蓼の花、赤まんまなども同意の季語です。
野や道端のどこにでも見られるタデ科の1年草。丈は30センチほど。秋に紅紫色の穂状の花を咲かせます。「赤のまま」「赤のまんま」と呼ぶのは、粒々に見える赤い花が祝事に多く用いられる赤飯に似ているところから付けられました。女の子のままごと遊びに登場します。
この句でもそのままご遊びでの虚と実を見事に句に仕立てていますね。
作者ごとう・ひなおの紹介は、2005年3月23日を参照。
(出典:宇多喜代子他編「日本の歳時記」小学館、2012年刊)
・どこの国でも軍人は戦いを起こしたくてうずうずしています。米国の爆撃機が北朝鮮沖の国際空域を飛行しています。原子力空母も日本海に出るとか、一触即発の状態ですね。

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2017年09月23日

父といふしづけさにゐて胡桃割る

上田五千石(1933~97)

胡桃割るが秋の季語。胡桃、鬼胡桃、姫胡桃、沢胡桃河
9月20日は、終日頂いた胡桃を割りました。胡桃を割るのもコツが入り、なかなか難しい作業ですね。50個の胡桃をペンチで確り割りました。
果実は3センチぐらいの球形をしていて、外皮はかたい殻になり、皺を作っています。中に種子があり、殻と同じ皺を作り、褐色の渋皮に包まれています。渋皮の中は白い部分で、油に包まれ、とても良い味がして、これを菓子や餅の材料にします。鬼胡桃、姫胡桃は野生種ですね。
この句は、胡桃割りは、男の父の仕事、一人でせっせと胡桃を割っている作者の姿が浮かんできます。
今日は、秋分の日で彼岸の中日。墓参りは18日に済ませました。
作者うえだ・ごせんごくの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・トランプ大統領とキム委員長の舌戦を見ていると、明日にもこの世が終わりそうな恐ろしさです。国のトップ同士はもっと冷静になりが空虚な言葉のやり取りを止めるべきです。

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2017年09月22日

買うて来し秋の七草淋しけれ

高橋淡路女(1890~1955)

秋の七草が秋の季語。
春の七草に対して秋の七種の草。萩、芒(尾花)、葛、撫子、女郎花、桔梗、藤袴。「万葉集」の山上憶良の歌には桔梗の代わりに「朝顔」が入っていますね。
「芽子(はぎ)の花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴朝顔の花」
いずれも薬用や食用などにおいて古人の生活と深くかかわってきた草花で観賞用、実用の面から選ばれたものと思われます。
この句は、スーパーででも買ってきた秋の七種の勢いのなさが淋しく感じると詠っていますね。
作者たかはし・あわじじょの紹介は、2006年6月4日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・日本は、アメリカの同盟国ならば、もっと毅然とした態度で安倍首相はトランプ大統領に対してほしいですね。媚びへつらっているようにしか見えません。

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2017年09月21日

こほろぎや塗師の紙帳の暗き裾

幸田露伴(1867~1947)

こほろぎが秋の季語。ちちろ虫、ちちろ、つづれさせなども同意の季語です。
秋に鳴く虫の中で最も人家に近く鳴くのはこおろぎで、立秋から晩秋まで鳴いています。我が国では10数種類いますね。大形のえんまこおろぎはコロコロ、コロコロと鳴き、つづれさせこおろぎはリーリー、おかめこおろぎやみつかどこおろぎはチ、チ、チと鳴きます。秋の夜更けに草むらの中で鳴いているのを聞くといかにも風情があって哀れな印象がありますね。
この句の「塗師(ぬし)」は、漆細工や漆器を作る人。「紙帳(しちょう)」は紙製の蚊帳(かや)」のこと。漆細工をする塗師の蚊帳の裾でこおろぎが鳴いていると詠っています。
作者こうだ・ろはんの紹介は、2005年11月6日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・国連総会でのトランプ演説、それを聴く北朝鮮の国連代表。珍妙な光景をカメラがとらえていましたね。ボタンを押し違えばとんでもないことが起きます。冷静に話し合うことしかありません。

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2017年09月20日

地の罅によべの雨滲む秋彼岸

岡本 眸

秋彼岸が秋の季語。後の彼岸も同意の季語です。
今日から秋の彼岸入り。「暑さ寒さも彼岸まで」や「秋の日は釣瓶落とし」などの表現がはっきりわかる気候の変わり目ですね。
「秋彼岸」は、23日の秋分の日を中心にする1週間で、春の彼岸を「彼岸」というのに対して言います。墓参などの仏事を行います。私のところでは、相模原の橋本のお寺にお参りをしました。今年は早めに18日に行いました。このころから暑さは去り、涼しさが勝ってきます。夜長の感じも募ります。
この句では、秋の彼岸には、夕べの雨が大地の罅(ひび)にしみ込んで秋も深まってゆくと詠っています。
作者おかもと・ひとみの紹介は、2005年4月14日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・メキシコでまた地震。ハリケーン「マリア」がカリブ海を北上中。ニューヨークの国連でトランプ大統領が北朝鮮を強く非難。安倍首相も演説するようですが、トランプの尻馬に乗らならないこと。彼についてゆけば碌なことはありませんよ。

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