2018年09月23日

梨腹も牡丹餅腹も彼岸かな

正岡子規(1867~1902)

彼岸(秋彼岸)が秋の季語。
今日は、秋分の日。彼岸中日、社日。
秋分(9月23日)の前後1週間。春分の前後7日間に対しているもので、春の彼岸と同様に、法要や墓参が行われ、先祖を祭る期間ですね。俳句では単に彼岸と言えば春の彼岸のことで、秋彼岸は、秋彼岸、後の彼岸と呼ばれています。
この句は、面白い感覚の句ですね。梨をたくさん食べて梨腹、牡丹餅を一杯食べて牡丹餅腹(ぼたもちばら)、それで秋の彼岸を迎えたと詠っています。大食家らしい子規の面目躍如といったところでしょうか。
作者まさおか・しき紹介は、2005年1月20日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・今日は橋本の蓮乗院へ墓参り。8月に行かなかったので草も生えていることでしょう、草取りをして除草剤のクサノンを播いてきます。

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2018年09月22日

入日の家金柑甘く煮られゐつ

村越化石(1922~2014)

金柑(きんかん)が秋の季語。
金柑がたわわに実る季節になりましたね。ミカン科の常緑低木。中国から渡来して、暖地の果樹として各地で植えられています。果実は2~3センチ、赤橙色で美しく見え、そのまま食べることもありますが、砂糖漬けや塩漬けに利用します。小ぶりの枝にたくさん成るので盆栽や庭木としても植えられています。
この句では、入日の当たっている家で、甘く砂糖漬けをしている温かい家庭風景が浮かんできますね。作者の置かれている境遇からは想像の向こうの家庭でしょうね。
作者むらこし・かせきの紹介は、2005年3月5日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今日から3連休の人も多いと思います。交通事故には本当に気を付けましょう。青森では大きな事故が国道101号線で発生しました。

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2018年09月21日

露散るや提燈の字のこんばんは

川端茅舎(1897~1941)

露散るが秋の季語。露、白露、朝露、夜露、露の玉、露けし、露時雨なども同意の季語です。
露は、夜晴れていて風の無いとき、放射冷却によって地面が冷えると、それに接する空気が冷えて、含まれている水蒸気が水滴になり生まれます。秋になると多いので秋の季語になっています。一面に降って、時雨のようになるものを「秋時雨」と言います。
この句の「提灯の字」というのは屋号のことでしょうね。草の茂っている道で、お互いに提灯を持って、道を譲りあおうとしたとき、草の露が降りかかりました。お互いに今晩は、と声を掛け合います。まことに軽妙な句ですね。軽いユーモアが感じられます。
同じ作者に次の句があります。
金剛の露ひとつぶや石の上  茅舎
多くの歳時記に取り上げられている句です。
作者かわばた・ぼうしゃの紹介は、2005年2月15日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・涼しくなりました。北海道の大雪山国立公園の旭岳では初雪が降りました。この夏の猛暑が懐かしく感じられますね。これからは一雨ごとに涼しくなります。体調の変化に注意しましょう。

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2018年09月20日

乙女座の男集まれ花野の天

原子公平(1919~2004)

花野が秋の季語。花野原、花野道、花野風なども同意の季語です。
秋の草花に満ちた野のことを言います。野の花の咲きそろった草原は歩いているだけで愉しい気分にさせてくれますね。風も少し吹いていて、それが花を揺らして葉をそよがせています。しかしながら、春のような感じは無くて、どこか寂しげに見えます。
この句の作者は、乙女座で9月14日の生まれ。「天」は都会では見られない広々とした空であり、抜けるような青さを見せています。日ごろから「乙女座の男」に引っかかっていた作者は、この花野に立つうちに、心が解き放たれてこの句が誕生しました。そういえば我が家の次男も「乙女座の男」でした。
今日から彼岸の入り。
作者はらこ・こうへいの紹介は、2005年1月13日を参照。
(出典:清水哲男著「増殖する俳句歳時記」、ナナ・コーポレート・コミュニケーション、2002年刊)
・1年後には日本で初めてのラグビーワールドカップが開催されます。日程は1年後の9月20日に開幕し、11月2日まで。全国の12か所の会場で48試合が行われます。世界ランキング11位の日本はどこまで躍進するか期待しましょう。

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2018年09月19日

断腸花妻の死ははや遠きこと

石原八束(1919~98)

断腸花(だんちょうか)が秋の季語。秋海棠(しゅうかいどう)も同意の季語です。
この花は、陰湿地を好み、花は清楚な感じがしますね。どこにあっても趣がありますが、和風の庭園にあれば一層その感がします。しゅうかいどう科の多年草。中国が原産で江戸時代の初めに渡来しました。草の丈は40~50センチほどで、葉は大きくてハート形をしています。頼りなげに伸びた花柄に淡い紅色の花を咲かせます。東洋的な感じがして絵画によく登場しています。花の後、葉の付け根にむかごを付けて、落ちて新しい苗ができます。
明日は彼岸の入り。この句では、亡き妻の思いが込められていますね。作者は断腸の思いで暮らしています。
作者いしはら・やつかの紹介は、2005年4月5日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(下)」、創元社、2008年刊)
・米中貿易摩擦は、報復の応酬で留まることを知りません。このまま行けば世界恐慌になるかもしれません。もとはと言えばトランプ政権の浅はかな政策が始まりで、中国は米国の債券の多くを所有していますので、これを売りに出せば米国は大変困ります。素人でもわかることなのに、トランプは米国民をたぶらかしていることなのに、どうして国民はわかろうとしないのでしょうか。トランプにべったりの安倍政権は、トランプから強烈なしっぺ返しを食らうことでしょうね。

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