[2005年01月29日]

俳句(2005-01-29)

雪しんしん昨日も今日も消えてゆく

神戸玉石(1935~97)

本句は、1996年2月17日の大雪の日に、わたしが所属していた「東京雲雀 新富句会」の新宿御苑吟行会のときの句です。激しい雪で閑散としていた御苑には、カラスの鳴き声と靴跡だけが残りました。作者の玉石(ぎょくせき)は体調がすぐれないのに最後まで付き合いました。
本名:神戸 明、光文社の名編集者。惜しくも1997年6月1日、銀座の中古カメラ店前の街頭で心筋梗塞の発作を起こし急逝。俳句を通して、わたしは人が生きることの何たるかを教わりました。
(出典:「玉石句集」雲雀社、1997年刊)

この年の暮れの風伯句
「行く年や一編集者懐かしむ」   (出典:「炎環 新季語選」紅書房、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2005年01月29日 08:29

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/mt/mt-tb.cgi/77