[2005年02月06日]

俳句(2005-02-06)

みちのくの伊達の郡の春田かな

富安風生(1885~1979)

春田が春の季語。みちのくの伊達(だて)の郡は、福島県北東部、阿武隈川一帯に広がる水田地帯。
春田は、前の年の秋に稲を刈り取ったままの、春の田圃です。なんともいい風景ですね。切れ字の「かな」がその気分を一層強めています。
風生(ふうせい)は、半生を逓信省(ていしんしょう)のお役人として勤め上げました。その間、ひたすらに虚子の弟子として従った、ホトトギス派の代表的な俳人です。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2005年02月06日 09:09

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