[2006年01月09日]

俳句(2006-01-09)

成人の日の華やぎにいて孤り

楠本憲吉(1922~88)

成人の日が新年の季語。成人式ともいいます。
戦後、1月15日を国民の祝日として制定されましたが、2000(平成12)年から、1月の第2月曜日となりました。今年は9日です。
初めは戸惑いましたが、5年を経て、ようやく慣れてきましたね。
この句は、わたしの43年前の成人式を思い出して選びました。
1962年1月15日、そのころ下宿していた近くの武蔵野市公会堂へ背広が無かったので、学習院大学の制服を着て参加して、まわりの晴着の仲間の中で孤(ひと)り沈んでいたことを思い出します。晴着の中では、お呼びじゃない、場違いなのです。ただし、これで酒も煙草も解禁で、選挙権を行使できると考えて、嬉しかったことだけが脳裏をよぎりました。
作者くすもと・けんきちの紹介は、2005年3月10日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記」雄山閣、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2006年01月09日 07:43

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