[2006年04月30日]

俳句(2006-04-30)

春の暮れ家路に遠き人ばかり

与謝蕪村(1716~83)

春の暮れが春の季語。春暮、春薄暮も同意の季語です。
春の夕暮れのことです。春の暮れは、春の夕べより少し暗い状態です。あたたかい春の1日の終わりのけだるい感じを表わします。春の宵ほどの艶っぽい感じではありません。
いまから300年前でも、親しき人たちとの集まりは、帰るのが惜しくて、別れが辛いものだったのですね。季節のよい春の暮れにもなると誰も家に帰りたくありませんが、明日のことを考えればそういってもいられません。後ろも見ずに家へ帰りましょう。
作者よさ・ぶそんの紹介は、2005年2月19日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記」雄山閣、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2006年04月30日 07:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/mt/mt-tb.cgi/580