[2006年06月30日]

俳句(2006-06-30)

妻と子の同じ本読む扇風機

久米三汀(1891~1952)

扇風機が夏の季語。
夏に、風通しのよい座敷でちゃぶ台のような卓上で本を広げて母と子が並んで本を読んでいます。子どもに声を出させていたかもしれませんし、母親が読んでやっているのかもしれません。扇風機が涼しい風を二人に送っています。
隣の部屋からこの様子を眺めている作者の安らいだ顔が見えるようです。平和で充実した家庭の雰囲気が伝わってきます。エアコンではこのような情感は伝わりませんね。
作者くめ・さんていの紹介は、2006年2月12日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・本日で清水哲男の「増殖する俳句歳時記」が最終回。10年にわたり楽しませてもらいました。まだ覗いたことの無い方は、下記のアドレスをクリックしてください。
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投稿者 m-staff : 2006年06月30日 06:59

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