[2006年12月12日]

俳句(2006-12-12)

水流の刃先ひらりと涸れゆけり

山上樹実雄

水涸(か)るが冬の季語。川涸る、沼涸る、池涸る、滝涸るも同意の季語です。
近くの竹川もこのところの天気で渇水状態です。空気が乾いています。火の元に注意しましょう。
川や沼や池の水は、夏よりも冬のほうが乏しいので、水涸るは冬の季語になります。水がなくなることと同じに、水量が減ったときも水涸るといいます。
この句では、夏の間にあんなに水が豊富であった川も、冬になるといつのまにか消えてしまう風景を、水流の「刃先ひらり」といううまい表現で表わしています。
作者やまがみ・きみおは、1931年大阪市生れ、大学の医学部を卒業し、眼科医。俳句は、高校在学中から山口草堂に師事し、「馬酔木」で注目されました。草堂の「南風」に参加し、現在は主宰となっています。
(出典:「合本俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2006年12月12日 05:29

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